自殺防止AI(人工知能)に対して疑問

どうも、KANTAです。

今回は自殺防止AI(人工知能)に対して疑問について
お話はしたいと思います。

「人工知能」「AI」

いつもインターネットを見ている人なら
この2つのキーワードを聞いたことがない人はいないでしょう。

話題になっている人工知能に関するキーワードの中で
とくに「機械学習」がブームになってると思います。

プロ棋士を超えるほど膨大なデータから得た戦略を分析

万引き犯の動きを分析して得たデータで予想判断

・・・など、
それぞれの目的に合ったデータを集めて
正解に近い答えはどれなのか?を自動的に分析していく
便利な機能を開発しています。

※機械学習を具体的に知りたい方はこちらへ

自動的に分析してくれる人工知能の話題の中で
1つだけ気になったことがあります。

それは、「自殺防止AI」です。

人工知能で自殺を防止する技術

自殺を考えてない人はどんなイメージしていますか?

自宅で首吊り自殺?

高いビルの屋上から飛び降り自殺?

電車の飛び込み自殺?

この3つがよくあるパターンなので
イメージしている人が多いでしょう。

最近では新宿駅南口歩道橋で首吊り自殺が話題になっていましたよね?

あの件で自殺のイメージが強まったと思います。

さて、自殺予防に関する人工知能を開発したのは、
「いつ、どのタイミングで自殺をするのか?」が
分からないからですよね?

自殺を事前に察知できる方法があったら
自殺を実行する前に止めたい!と思っている人が多いでしょう。

予測が難しい自殺に対してある記事を見つけました。

今や自殺は世代や地域を問わず深刻化する難題の一つ。

WHO(世界保健機関)によれば、
世界の自殺件数は年間80万件を超え、
15~29歳の年齢層では2番目に多い死因となっている。

アメリカで16年に自殺で亡くなった人は約4万5000人。

99年から30%近く増加した。

自殺を事前に察知する術を見いだそうと、
長年さまざまな研究が行われてきたが、
いまだ突破口となりそうな成果はなきに等しい。

しかしここにきて、意外な分野から「救世主」が
現れるかもしれないとの期待が高まっている。

AI(人工知能)が大きな飛躍をもたらす可能性があるというのだ。

そもそも自殺予測の大きな「壁」の一つは、要因を特定するのが難しいこと。

鬱状態の人が自ら命を絶つ可能性が高いことを考えれば意外かもしれないが、
自殺は多くの変数が絡み合った複雑なものだからだ。

17年にアメリカ心理学会の「心理学紀要」に発表された研究では、
遺伝子や精神疾患、虐待など3428の危険因子を扱った
過去50年の論文365本をメタ分析(複数の研究の分析結果の分析)。

その結果、自殺を予測する上で1つの危険因子が
臨床的に有意であることはない、との結論が出た。

自殺者を追い詰める「心の因子」をAIアルゴリズムが洗い出すから引用

それくらい難易度が高いらしいですが、
自殺をなんとしても止めたい!という必死さが伝わります。

自殺予防として研究を取り組んでいる人といえば、
オランダにあるアムステルダム自由大学の
黄智生(こうちしょう)教授ですね。

自殺予防の人工知能の開発者・黄智生教授

彼は自殺願望者が自殺しないようにするために30年以上、
人工知能を開発し続けてました。

最近ではSNSのどこかにある自殺掲示板に潜んている
うつ病持ちの自殺願望者を見つけて「危険」と判断したら
警察に通報したり、現場に行ったりすることがあるそうです。

黄智生教授の具体的な活動はこんな感じです。

人工智能(AI)を研究して30年以上がたった。

この数年は、AIを使って自殺願望のうつ病患者を探す試みに取り組んできた。

「自殺救援団」を設立し、
今年の8月時点で1436人の自殺願望者に対して「愛の情報」を発信、
662人の自殺を阻止することに成功した。

2018年3月、黄教授はインターネット上で
自殺系サイトに関する報道に触れ、
それらのサイトの中には大量のうつ病患者が隠れていることを知った。

夜の闇の中でもがいているうつ病患者に光を当てるため、
黄教授は「自殺阻止ロボット」を開発。

SNSの中に隠れている大型の自殺系サイトをウォッチし、
自動的に顕著な自殺願望のある対象者を探し当てる。

1号から始まったロボットは、現在は4号にバージョンアップし、
データの探索正解率は82%まで改善されている。

自殺リスクを判定するため、
レベル0から10までの基準を設定し、
レベルが高ければ高いほど自殺のリスクも高いとした。

黄教授は「レベル6以上の場合、ロボットは自動的に警報を発し、
人間はこれを受けて介入を行うのです」と話している。

毎晩10時になると、ロボットは作成した警報を送ってくる。

それを確認し、「救援者」の手配をする黄教授は
「一日に発見する自殺願望者は10人前後ですが、
実際に救えるのは2から3人だけ。

人手が足りないので救いきれない」と語った。

「ロボットは自殺したい人を探し出すことはするが、
見つけた後に、どうやったら自殺の考えを
捨てさせるのかについては正解を与えてくれない。

患者は長期間にわたる見守りと、家族からの温かい関心と支えが必要だ。

そして、患者の心の中の痛みを聞いてあげることが求められている」

AIで自殺願望者を特定、うつ病患者の自殺を防ぐ取り組みから引用です。

自殺リスクのレベル0~10までの内容はこうなってます。

  • 0.生きることへの苦痛を表明していない。
  • 1.生きることへの苦痛をある程度表明しているが、自殺願望は表明していない。
  • 2.生きることへの苦痛を明確に表明しているが、自殺願望は表明していない。
  • 3.生きることが激しい苦痛だが、自殺願望は表明していない。
  • 4.自殺願望はすでに表明してるが、方法や計画は未定である。
  • 5.強い自殺願望があるが、自殺方法は未定である。
  • 6.自殺を具体的に計画中だが、日時は未定である。
  • 7.自殺方法はすでに確定させたが、日時は未定である。
  • 8.自殺を具体的に計画中で日時も大体確定である。
  • 9.自殺方法はすでに確定させ、近日中に決行する可能性あり。
  • 10.自殺を決行中の可能性!

レベルの基準からみてよく分析しているなと思います。

黄智生教授は中国版のLINE「微信」
中国版のツイッター「微博」の利用者の中から
自殺の危険度が高い人は誰なのか?を人工知能で調査しています。

SNS利用者の中から救援活動の対象者になるのはレベル6以上になります。

レベル5まではプライバシー保護のため、
分析することは許されないという考えを持っているそうです。

レベル6以上になると命の危険があると判断して
いつでも救援活動ができるようにボランティアに助けを呼びます。

ボランティアは学生、定年退職(?)をした高齢者がほとんどで
心理士カウンセラーという専門家もいます。

なぜ、家族ではなくボランティアに助けを呼ぶのか?というと
頼りにならなかったからです。

うつ病、強迫性障害、適応障害、依存症など、
心の病気に対して理解が乏しい人が多いからです。

最初は家族に助けを呼びましたが、
我が子に自殺の危険があることを伝えても
信じない人が多かったそうです。

信じない人からしたら
中国は経済的に急成長したから昔と比べて
食べ物も金も仕事もあって豊かになってるのに
自殺したいと思う心理が理解できないと思っています。

アテにならないから家族ではなく、
ボランティアに助けを呼ぶように考えました。

自殺を悪として見てる世の中に対して疑問

みなさんは自殺のことを悪いことだと思っていますか?

悪いことじゃないと思っていますか?

個人の予想ですが、
昭和生まれの人は9割以上悪いことだと思っている。
平成生まれの人は5割くらい悪いことだと思っている。

・・・と考えています。

自殺がダメな理由は、

  • 親、または周りの人が悲しむから
  • 楽にしたいのが良くないから
  • 自殺したら地獄に落ちるから
  • 生きていればきっといいことがあるから
  • 先祖代々受け継がれてきた命だから
  • 必要している人がいるから

・・・とかフワフワしたような言葉が多いかと思います。

それ以外に「まあ、分かる」と思えるダメな理由といえば、

  • 家で自殺したらマンションやアパートの管理者と住人など、
    多くの人に強烈な異臭で迷惑をかけてしまう。
  • 電車に飛び込み自殺で運転手、
    利用者が経済的に被害を受けてしまう。
  • ビル飛び降り自殺でビルの下にいる人達に
    巻き込まれてしまうかもしれない。

・・・それくらいかなと思います。

自殺方法によるですが、
自宅で自殺はすぐに気付けないので対応しようがないし、
被害がかなり大きいわけでもないですよね?

しかし、状況によるですが、
公衆の場で自殺すると他人に被害を及ぶ可能性があるのは確かです。

最悪の場合、死人が出ることもあります。

だから自殺をするのは良くないって思うのは理解できます。

その被害を防ぐために人工知能を使って止めよう!って
前向きな気持ちだけは応援したいと思います。

被害を出さない予防技術向上で
人工知能を開発するのは素晴らしいです。

素晴らしいけど、自殺予防人工知能より
先にやるべきなことが2つあります。

それは「安楽死施設を建てること」と「子供を産まない」ことです。
(安楽死に関しては人工知能の開発者が悪いわけじゃないですが・・・。)

そっちのほうが解決しやすいと思います。

なぜならシンプルに簡単に問題を減らせることができるからです。

まず、子供を産まないのは産まれていなければ、
自殺という苦しみを味わうことはないです。

子供を作るってことは他人という我が子を
苦しませる可能性を可能性を与えてしまうんですよ?

子供がこの世に産まれていなかったら
幸せを感じることができないですが、
不幸も感じることができません。

つまり、自殺は絶対に起こらないってことです。

安楽死施設は周りに被害を及ぶ自殺を防ぐためにある施設です。

どの自殺でも必ず迷惑をかけてしまうから
なかなか踏み出せない人がいれば、
自殺を失敗したときのことを考えて
とどまってしまう人もいます。

成功率100%で苦痛がない死ねる方法があったら
喜んで死んでやる!と自殺願望者はそう思います。

そう思うと結局、
自殺による被害を起こしてしまう
原因は親と国です。

最後にある人にメッセージを書きたいと思います。

黄智生教授へのメッセージ

黄智生教授、あなたが自殺のことを社会のために救いたいではなく、
ひとりの人間を純粋に救いたいなら「反出生主義」を
知らなくては避けて通れない話だと思います。

反出生主義は「生を押し付けない」ことから始まり、
幸せより不幸を減らせるように重点を置いている理論です。

なので、知っておいたほうがいいです。

そして、救援活動をしてくれるボランティアも
反出生主義の考えを持っている人、
または子供を作ったことがない人じゃないと
止めるように説得しても心に響かないと思います。

なぜなら自殺願望者の中で
「親のせいで産み落とされて苦しい思いをしてる!」と
気付いてる人がいると思うからです。

自殺願望者を救いたいなら自殺を止めるだけではなく、
周りに被害を及ばないところで失敗しない自殺方法で
死なせる選択肢を与えたほうがいいです。

それが自殺願望者のためになるとボクは思っています。


以上になりますが、
自殺で起きる被害を防ぐために技術向上するのもいいですが、
出生に関することもよく考えたほうがいいと思います。

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