数々の名作ゲームを生み出したレベルファイブのマーケティング

レベルファイブは1998年10月に設立しました。

今年の10月で20年になります。

カプコン、コナミ、任天堂、セガゲームスなど比べて若い方です。

レベルファイブという社名の由来は「五つ星=最上級のクオリティ」という意味で量より質をこだわるために名を付けたそうです。

レベルファイブといえば、「レイトン教授」「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」「妖怪ウォッチ」「スナックワールド」が代表でした。

ドラゴンクエストVIII発売でレベルファイブという存在を知り始めた。

まず、レベルファイブが一番最初に作ったゲーム、「ダーククラウド」そして、2作目の「ダーククロニクル」というゲームを知っている人はいますか?

ボクは、見たこともないし、プレイしたことがありませんでした。

「ダーククラウド」は日本であまり売れませんでしたが、海外では「日本版で納得できなかった」部分を変えてを販売して100万本以上を売り上げたそうです。

「ダーククロニクル」は、前作の「ダーククラウド」より大きく進化して雑誌のファミ通からクロスレビューで35点という高い点数が取れて、プラチナ殿堂入りするほど高い評価を得ていました。

しかし、SCEの「RPGの世界を旅しよう! キャンペーン」の対象商品として、ダーククロニクルの主人公の故郷をイメージにした街としてイギリスのマンチェスターへツアーで行ける予定になっていました。

しかし、アメリカ同時多発テロ事件、バリ島テロ事件など大きな事件の影響でツアーは全て中止されてしまいました。

「ダーククロニクル」から2年後、「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」を発売しました。

「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」から4年ぶりの新作としてスクウェア・エニックスからの協力で開発しました。

日本国内では370万本、全世界も含めて490万本ほど、売り上げました。

そのきっかけで「ドラクエは、次作もレベルファイブが作ってくれるんだ。」とレベルファイブに対して興味を持った人が急に増えたんだなと思います。

同時のボクはドラクエのことはあまり興味無かったですが、学校で周りの生徒達が

「今回のドラクエはスクウェア・エニックスじゃなくてレベルファイブだって!」

「レベルファイブって何だ?なかなか面白いゲームを作っているらしいぜ。」

「レベルファイブすげぇな!グラフィックのレベルが高いし分かりやすく作っているぞ!」

と、よくレベルファイブの話題が出てきたのは覚えています。

レベルファイブの話題の間だけは、分かりやすく過ぎるほど浮いてました(笑)

そう、一人で1ヶ月くらいポツーンでしたよ。

その出来事で周りがレベルファイブというゲーム会社を知り始めたんだなと身を持って感じました。

学ぶべき!レベルファイブ流のゲームマーケティング

まず、一番最初にレベルファイブのゲーム買ったのは、イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ブリザードです。

超次元のサッカー!イナズマイレブン2脅威の侵略者 ブリザード

買ったきっかけは友人がよくイナズマイレブン2 脅威の侵略者をプレイしていたので気になってちょっとやってみたいから借りていい?と頼んでみてプレイしてみました。

やってみるとタッチペンで動作しながらやるのでゲーム性としてはなかなかいいなと思って、2ヶ月後、買いました。

買ってから分かったことは、
・サッカーをしながら悪の組織を倒しに行くヒーローみたいなゲームである。

・キャラクターの数が多い、そして、強烈な個性を持ったキャラが多い。

・小学生向けのゲームとして作ったらしいが、なぜか若い女子逹が男子キャラに対して人気。

この3つが小学生だけではなく、ゲームをしない女子も鷲掴みされたんだなと思います。

次は、「二ノ国 漆黒の魔導士」と「ダンボール戦機」です。

マジックマスターを読みながら遊ぶ二ノ国 漆黒の魔導士

二ノ国はゲームソフトだけではなく専用の本、マジックマスターという本が付いてます。
こんな本です。↓

この本は、二ノ国という魔法の世界で魔法のルーンの描き方、夢の世界の案内人の話、ある遺跡のルートなどストーリーを進めるために必須なものです。

マジックマスターがないとストーリーが進めないように作られています。

専用の本がないとゲームが絶対に進めない系は新鮮な遊び方でした。

珍しいゲームに興味を持った人が多かったんでしょう。

2050年の近未来ロボットホビーの世界ダンボール戦機

ダンボール戦記は、強化ダンボールという箱の中で小型ロボが対戦し合うゲームです。

ストーリーの内容は、悪の組織を倒しに行くヒーローみたいなゲームです。

人気になった理由は、「オモチャ感がするロボを動作して遊ぶ。」だと思います。

ガンダムは、宇宙で戦う姿がすごい、かっこいいなど色々、男に対してロマンを持つのは分かるけど、なんか違うなあと思っている人がいたと思います。

そんな人達のために手のひらサイズの小型ロボをプラモデルのように手軽にカスタマイズができる世界を作ってハードを鷲掴みされたんだなと思います。実際のサイズは大体これくらいです。

しかし、2作目と3作目辺りで少しずつ人気から消えていってしまいました。

原因は、ゲームのシステムとストーリー不人気だったのと「妖怪ウォッチ」に向いてしまったからだと思います。

まず、ゲームシステムは、操作性がいまいちで、面白さに欠けてるところが目立っていました。

2作目は、バグが非常に目立っていたため、うんさりしていたのとストーリーは前回より手抜き感が拒めない。

3作目は、シュミレーションバトルが面倒くさいという印象が強かった。

狭いマップなら良かったですが、広いマップで敵を全滅しろという内容がどうしても時間が掛かってしまい、作業ゲームになったのを嫌気になった人がいたと思います。

プラモとアニメのほうは完成度が高くて良かったんですが、ゲームのせいで足を引っ張ったため人気がなくなってしまったんだなと思っています。

レベルファイブのクロスメディアプロジェクト作品妖怪ウォッチ

最後に「妖怪ウォッチ」は主題歌の「ようかい体操第一」、「妖怪のせい!」というキーワード、「妖怪メダル」というメダルで仲間を集める。

この3つが社会現象を起こしたんだなと思います。

まず、「ようかい体操第一」とはコレのことです。

子供が好むようなキーワードとポーズがたっぷり詰まっている体操ですので、体操の影響でハマったと思います。

「妖怪のせい!」というのは、何か説明ができない現象が起こったときは見えない妖怪のせいだ!と思い込むことが楽しいらしいです。

「妖怪メダル」は、バトルで勝って仲間にしたい妖怪に気に入られたらもらえるというシステムです。

ポケモンのモンスターボールで捕獲して仲間になるのと少し似てますが、メダルを集めるのが好きな人にとっては喜ぶでしょう。

色々ありましたが、レベルファイブの社長の日野晃博は、子供だけではなく、20~30代の大人達のハードを掴めさせるのが上手いなぁと思っています。

まとめ動画


以上になりますが、人の心をどのようにワシ掴みをするのか?をよく考えて開発してきたレベルファイブはすごいです。

レベルファイブは、心理戦に長けた会社かもしれませんね。

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