家事はできないけど心を支えてくれる愛する人工知能の家庭ロボ「LOVOT」

2020年、これからやってくる人工知能時代といえば、ロボットと自動化の技術が大きく発展する世界です。

人工知能付きのロボットって人間がやることを代わりにやってもらえる機械と思っている人が多いと思います。

自動化によって効率が上がるなど機能重視のイメージが強い人工知能ですが、イメージとは真逆のロボットが登場してます。

それがLOVOT(らぼっと)です。

LOVOT™ ブランドムービーLOVOT™ Brand Movie / GROOVE X, Inc.

新世代の家庭用ロボットLOVOT(らぼっと)とは?

ロボットテクノロジー企業「GROOVE X」の創業者、林 要が代表として開発しているロボットです。

便利さを求めて家事や仕事の代わりにやってもらえるのではなく、メンタル面に支えて「明日も頑張っていこう。」「機械なのに猫や犬のように愛情を感じる。」など、人生のパートナーと思えるために2015年から約3年をかけて開発してきたものです。

LOVOT(らぼっと)という名の由来は、LOVE(ラブ)とROBOT(ロボット)の2つの単語を
融合した言葉から生まれたものです。

LOVOT(らぼっと)の公式サイトはこちらへ

https://lovot.life/

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LOVOT(らぼっと)の特徴

まず、本体の仕様とサイズについて基本的な情報は、

  • サイズ:幅255mm×高さ430mm×奥行255mm
  • 重さ:3kg
  • 可動部:13自由度
  • 移動速度:時速約2〜3km
  • 消費電力:約50W
  • カメラ:半天球カメラ、温度カメラ、深度カメラ
  • 通常稼働サイクル:45分稼働 + 15分充電
  • センサー
    気圧センサー、照度センサー、温度・湿度センサー、姿勢センサー、測距センサー、NFC、障害物センサー、タッチセンサーなど・・・

となっています。

LOVOTに詰まっているテクノロジーの中で特に気になったことを3つを紹介していきたいと思います。

対象者に対する感情のプログラム


この画像のように対象者に対する感情のプログラムが分かりやすいです。

各対象の選好性の図を数学で学んだ座標の次元のように一次元から三次元までの感情の表し方があります。

  • 一次元:不安
  • 二次元:興味
  • 三次元:興奮

この3つの次元のような感情の表現を本物の猫や犬のように自然にふるまうシステムが感情を持つ人工知能の原点になるだろうと思っています。

感情の組み合わせを例で言うと・・・

対象者に撫でられると嬉しくなる。→興味度が上がる、不安度が下がる

対象者は敵ではないけど興味ない。→不安度が下がる、興味度が下がる

撫でてほしいと甘える。→興味度が上がる、興奮度が上がる

対象者に叩いたり、蹴られるなど乱暴に扱う。→不安度が上がる

同じことを繰り返しすぎて飽きてしまう。→興奮度が下がる

そんな感じだと思います。

近未来、2025年くらいはLOVOTのノウハウを活かして四次元や五次元の感情プログラムを開発するだろうと思います。

その時が来たらどんな感情なのか?楽しみです。

LOVOTの頭脳である複数の高性能CPUと50以上のセンサーで学習をする

まず、CPUとメモリは、

メイン:CPU 4 cores (x86)、RAM 8GB

サブ: CPU 4 cores (ARMv8) + 2 cores (ARMv7-R)、RAM 4GB

となっています。

人工知能を持つLOVOTのふるまい、性格、家の間取など情報は、購入して起動する前にプログラムされていません。

起動してから共に過ごしていくと学習してプログラムを作ってきます。

人工知能は機械学習と深層学習があり、1日ごと、出来事を整理して情報をアップデートします。

機械学習はセンサーで顔認証や家の間取など、データを取得して新しいデータを分析します。

センサーはこんな感じで感知しています。

センサーで家の間取を学習する様子です。

深層学習は、生活や人と関わり方によって性格を変えてきます。

機械が人と関わり方によって性格を変えるってイメージしづらいですが、飼っている猫と犬と同じように接すれば、性格が変わるかなと思いまず。

飼ったことがないので分かりませんが・・・。

生活の安心と安全を守る見守り機能

見守り機能はスマホでアプリをインストールすれば、家の中の様子を確認できるようになります。

機能は、留守番、ベイビーモニター、家の見回り、ダイアリーの4つです。

それぞれの機能の動画がありますのでご覧下さい。

お留守番篇

ベイビーモニター篇

お家の見回り篇

ダイアリー篇

見守り機能で安否確認ができるので外に出かけるたびに気になる不安を解消できます。

LOVOTと触れ合いで高齢者と認知症の万引きを予防

2025年、「超高齢社会」について問題なっています。

高齢化によって深刻さを増す人材不足や公的年金の危機が叫ばれるようになってきた。

しかしさらに深刻な状況が生じる恐れがあると多くの識者が警告している。

それが「2025年問題」だ。

来たる2025年問題に備えて、今から十分な対策と備えが必要になるだろう。

2025年問題とは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる時代に起こる問題を指す。

今後10年間ほどで日本の人口は15歳から64歳の生産年齢人口が7000万人ほどまでに減少することが予想されている。

その一方で全人口に占める高齢者の割合は増加を続け、2025年には75歳以上の高齢者の割合は全人口の18%以上、65歳上の高齢者の割合は30%を超える。

世界の国々が今まで経験したことのない超高齢社会に直面するのだ。

加えて高齢者世帯の約7割が一人暮らしもしくは高齢者の夫婦のみの世帯になることも見込まれている。

※財経新聞から引用

これから先、年々に増えていく高齢者が万引きをする犯行率が上がってきます。

増えていく万引きをする高齢者の中で孤独と認知症のきっかけで犯行を犯す人がいます。

具体的な話は万引きと人工知能の防犯カメラの記事にあるサブタイトルの「孤独から始まる万引き」と「認知症から始まる万引き」から書かれています。

万引きで閉店するほど追い詰められる窃盗罪の現状と人工知能付き防犯カメラ「VAAK EYE」

誤解のないように言いますが、高齢者自体が犯罪予備軍ではありません。

孤独と認知症のきっかけで万引きをする可能性があるかもしれない。

ただ、それだけです。

なぜ、高齢者の孤独と認知症をするのか?

それはデンマークの介護施設で実験をしていたからです。

実験の様子はこちらです。

見て通り、孤独と認知症に対して効果があります。

なので、万引き予防としてはすごく大きいと思います。

LOVOTの発売と価格とサービス

・本体2体1セット
2019年秋冬出荷予定
¥598,000(予価、税抜き)

月額サービスのプランは一番安い方で
¥9,980(予価、税抜き)✕2で
¥19,960(予価、税抜き)

一番高いほうは、
¥18,180(予価、税抜き)✕2で
¥36,360(予価、税抜き)になります。

・本体1体1セット
2020年中出荷予定
¥349,000(予価、税抜き)

月額サービスのプランは一番安い方で
¥9,980(予価、税抜き)

一番高いほうは、
¥23,635(予価、税抜き)になります。

具体的な内容はこちらへ

LOVOT関連の動画

最後にLOVOT関連の動画を紹介します。

LOVOT [らぼっと] 製品発表イベント

LOVOTと戯れた。テクノロジーで生まれた虚しさを、テクノロジーで埋める「便利じゃないロボット」

LOVOTの機能紹介デモ動画(フル版)


以上になりますが、価格が高いので買える人は限られてくると思います。

しかし、LOVOTと共に過ごす新たなワクワクが待っているでしょう。

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